さびを落とせるか

趣味や日々の雑記ブログです。

富士山山頂で御来光を見る

7月に富士山を登ってきました。富士山には10年くらい前に御中道(おちゅうどう)を歩いた事があるが登頂は初めて。登山経験は学生時代に高尾山を何度も歩いたけどあとは楽な山を少しだけ。つまりは登山初心者です。

 

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・富士山登山のきっかけ

同僚と登山したいねと話していたら富士山山頂から御来光を見るツアーを見つけてきてくれたので参加する事にした。ツアーは昼に集合して5合目から吉田ルートで山荘まで歩き、山荘で仮眠したら夜に登山再開。山頂で日の出を見たら五合目まで下山し、温泉と買い物で終了という過程。一応初心者向けとの事。

 

www.fujisan-climb.jp

 

 

・荷物準備

準備する時というのは楽しいもので、何を持っていこうか、何か買いたいと物欲も出てくるものです。アウトドアグッズ買うならワイルドワンを利用してます。ヘッドライトと軽いレインウェアを買う予定で出発。この時期&令和元年という事もあるのか、お店には富士登山初心者コーナーがありました。富士山夜間登山におススメのヘッドライトは高いなと思いつつ分からんので選んでいくスタイル。レインウェアはセール品。持ってた物よりだいぶ軽くてコンパクトでした。大学院生の頃、VC(ビジターセンター)でバイトしてた事がありその頃の館長さんにどんな山でもちゃんとした地図とコンパスは持って行きなさいと教えを受けてたので富士山の地図も購入。コンパスは一度も使った事のない新品同様の物をすでに持ってたのでそちらを持って行く。あとは酸素。思ったより高く2000円程。悩むも山で何があるか分からんのでお守りとして購入。衣類はすでに持っている物があるので良いなぁと思いつつも下着だけ買う。そうして当初の予算を上回った買い物をしたのでした。

 

www.fujisan-jinja.com

 

 

・1日目

富士山前に登山グッズレンタル店へ。雨天が心配だったのでザックの雨よけカバーだけ借りた。5合目にて出発まで自由行動。冨士山小御嶽神社(ふじさんおみたけじんじゃ)を見つけたので御朱印貰う。登山道はガスってました。他にもツアーぽい集団がおり、飲み物は500ml2本が目安で持ちすぎると重くて大変と話しているのも聞こえ、自分が持ってるのは4本だわーと自嘲。ちなみに持って行った飲み物で下山までに飲み切れたのは2本でした。山荘までは思ってたより疲れず大丈夫じゃないかと余裕感も出てました。山荘ではカレーお替り自由と言われるも2杯でいっぱい。ここでも水500ml1本貰いましたが食事とハミガキで使い切れた。山荘での仮眠は初めて。布団1人分に2人寝るくらいつめました。2人分の布団で3人くらいの割合かな?そうして早々と就寝。起床は23時くらいでスタッフが起こすから目覚ましは使わないルールでした。

 

 

・2日目

寝れた時間は1時間位かな。一度目が覚めると二度寝ができず1時間位目が覚めたまま横になってました。朝食用のお弁当を貰い夜中に出発。歩いていると海外の人が多いなという印象。ツアーは日本人や中国人という印象かな。海外の人は体が大きく1列登山してる中もドンドン間に入って抜かしていくので登山中はガイドさんの近くが良いなとなるべく先頭側についてました。スタックの無い自分は岩場では軍手装備で手も使っての登山です。ヘッドライトは十分使えた。でも自分が買った3000円くらいの物と同僚が電気量販店で買った1000円くらいの物に明るさの差はありませんでした。多機能かどうかの違い。つまりは安くて十分だったなと少しガッカリ感。せっかく買った酸素缶も無駄にしたくない気持ちと使ってみたい気持ちで休憩時に使ってみるが楽になったかどうかはあまり実感できず。ガイドさん的にはあまり必要性は無くて緊急時用という感じでした。多分、酸素缶使うよりも休憩時に深呼吸したりと低酸素に体を慣らす事の方が大切なのだろうと思います。そんななか同ツアーの中に体調不良者が1名出ました。山頂まで残り少しだったのと本人もやめる気は無く、嘔吐あるも登り切りました。自分は酸素缶使ってたけど軽い吐き気とボーっとするなど少し体調不良を感じてた。

 

 

 ・山頂

山頂についてひとまずの達成感と早く休みたい気持ちでいっぱい。そして何より寒い。山頂にも御朱印貰える久須志神社(くすしじんじゃ)があるのだけど、寒くてお店へ避難。お店利用には買い物必須でもあったので400円の缶飲料購入。自分が着ていた上着は、肌着・半袖Tシャツ・パーカー・ウインドブレーカーでしたが建物内でレインウェアも重ね着する。少し楽になって震えも落ち着いたので集合場所に行ったら、御来光までまだ大丈夫と言われたので噴火口へ。薄暗くて全体像はよく分かりませんでした。御朱印貰うなら4時には並んでと言われてたので貰えると思ってなかったけど神社を見に行ったら御朱印の行列は見られず。神社の人に話しかけたらすぐ書けますよとと言われたのでこれ幸いにと貰いました。御朱印は2種類あり、各1000円。2つ貰ったらおまけのもう1種で3つ頂きました。行列がはけてたのは日の出が近かったからかもしれません。日の出30分前くらいが御朱印のねらい目なのかも。

 

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・御来光と下山

ガイドさんおススメの場所から御来光を待つ。さすがガイドさん。前列で待機できました。御来光をバックに写真撮るも逆光でうまく撮れなかった。同じ場所でパシャパシャしてたから同じような写真ばかり。もっと色々試せばよかったなと思うも疲れもあり行動に移す元気が足りなかったな。でも、また山頂登山するきっかけになりますね。下山はひたすら砂利道を同じ歩行スタイルで進むのみ。日が出て寒さはなくなったけど足痛くなるし、風景もあまり変わらないのでいつまで歩くのかとなかなか辛い。歩き終わった時はやっと休めるとホッと一息。5合目での買い物する気は無く、荷物整理で集合時間まで集合場所で休んでた。ガイドさんはその日の昼からまたツアーガイドで登頂するのだと言ってました。昼って、解散から何時間もないじゃんとマジ凄い感。

さて、初心者でこの工程(夕歩き始め→日没頃山荘→23時出発→4時頃山頂→御来光見て下山→9時頃5合目)はどうなのかと言うと思ったよりハード。ツアーメンバーも登山とかしない人たちが多く、それでも全員山頂で御来光が見れたという事はガイドさんのペース配分が上手かったのだろうなと思いました。体調不良になった1名も山頂で休めたのか下山は楽だった様子。疲れたけど日本最高峰に登れたという良い経験ができました。

 

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